スタッフ日誌

やよい軒のとり天が一番うまいことに気付いた<アラガ―>

2020.12.28 UpDate

皆さんこんにちは。
年末年始は不安に駆られる病のアラガ―です。

久しぶりの日誌更新ですね。
今年は世界的に色んな事がありながらも、やはり歳をとったからでしょうかあっという間な一年だったと感じます。
なんといっても新型コロナウイルスで生活様式が一変してしまいました。
イベントも一切行えなくなってしまいました。
うちは去年冬の電気外は出展しなかったので、一年半ほど皆さんとも顔を合わせていないことになります。やはり寂しいですね。
幸いうちのスタッフやその周りではコロナの感染は今のところないようです。
来年は前みたいな日常が少しづつ戻ってくることに期待したいですね。

今年はアペンド含めて3作リリースしましたので、それぞれの皆さまのご感想しっかりと拝見しています。
せっかくなので今年の出来事を自分的に振り返ってみましょう。


●pieces/渡り鳥のソムニウム 萌えゲーアワード2019純愛系作品賞受賞
アワード自体の受賞がとても久しぶりな気がしますね。前はいつだっけ……?(自分の記憶ではジャスナスの主題歌賞だったような)
どのメーカーさんもまあそうだとは思うんですが特別アワードを意識してゲームを作っているわけではないですし、発売後しばらく経ってからの受賞の連絡だったりすることがほとんどなので、「え、受賞したの? ありがとうございまーす」みたいなノリだったりします。
ただこの『pieces/渡り鳥のソムニウム』に関しては特別といっていいほど気合を入れていたので、純粋に嬉しかったです。(でもぶっちゃけもらえるならシナリオ賞が欲しかった笑)
余談ですがアワードが発表されてから、FANZAのダウンロード版で結構本数が伸びました。「おぉアワードすげえ」ってなりました。


●pieces/揺り籠のカナリア 発売
本来『ソムニウム』は最初続編を作るつもりで制作していたわけではありませんでした。
個人的には完成された結末であり、その続編として広げようがあるのだろうか? ではイチャラブ特化のFDにするのか? など色々悩みました。
ただ、自分としては「今自分たちに作れる最高のシナリオ」を目指した前作であるので、その価値を高めるためのシナリオ作りを目指そうということで「オムニウムルート」は絶対マストと考えました。
これはライターさんとかなりかなりに悩みました。最初からオチが思いついてたわけではありません。
『ソムニウム』はやりたいエンディングが明確に最初の方に決まっていました。それに帰結するためかなり道中やべーほどの苦労はしてたんですが、『カナリア』は前作の設定からどのような結末を新たに導けるのか、そのカタルシスは自分たちが自信をもって送り出せるものなのか、模索しながら進んでいた記憶があります。
キーキャラ「ノア」の存在とその行動目的、『ソムニウム』では主人公が町の皆を導き、『カナリア』では皆が主人公を導く過程。
『ソムニウム』では描くことのできない「真実の救済」、そして最後の結愛との再会。これらをひねり出してハマらせることにようやく辿りついたぞと。これは社内全員でめっちゃ話し合ってました。ライターさんにはかなりの負担も掛けましたが納得のいくものを作れたという自負はありました。本当に感謝しています。
ちなみにノアの立ち位置は「うみねこのなく頃に」に登場するキャラを参考にしてましたね。わかる人にはわかると思うんですけれど。うみねこは自分狂おしいほどにファンで原作もガチで全シリーズ5周くらいしてまして。この企画立て始めるしばらく前にライターさんに漫画版無理やり勧めて読んでもらったんですよ。ライターさんには残念ながらそこまでは刺さらなかったみたいで(笑)。なんでだよーあーだこーだって色々激論してたんですね。まさかそのおかげもあってノアという存在が生まれたので、ほんとこういうのはなにが糧になるかわからないもんです。


●竜姫ぐーたらいふ&LOVE+PLUS 発売
一方こちらは良い意味で頭からっぽで楽しめるといいますか、緩急めっちゃあるタイトルでしたね(笑)
10月発売タイトルの中で見ても「これでいいんだよおじさん」が多数評価してくださったりとかそうでもなかったとか。
企画自体は猫忍3が発売した後に立て始めてました。「次はなにを題材にしようか……、ただ動物変えるだけじゃあんまインパクトないしなぁ。えっ、ドラゴン? まじで? いけるかぁ? んんん、いやぁどうかな……いっちゃえ!」って感じだったと思います。(適当ではない)
最初のハードルはやはりキャラデザにどこまで魅力的に落とし込めるかでした。たがそこはさすがの鷹乃ゆきさん! キャラデザのラフがあがってきた瞬間、皆で「いいねえー!」と吠えましたね。そしてラフでまるで間違い探しかといえるほどの細かい髪型のパターンが(笑)
なんかの機会があれば皆さんにも見てほしいですね。ほんと鷹乃さんの髪型のこだわりには感服しています。
あとはなんといっても主人公のニートっぷり。繰り出されるニート語録には心を打たれた方も多いのではないでしょうか。
アペンドでは個人的にドラ美ルートで主人公が見事にほだされていく様子がウケましたね。ライターさんぶっ飛んでるわ(誉め言葉)


振り返るとこんな感じでしょうか。
来年に向けても少し触れてみましょう。

・新しい低価格ラインを発売します!(なんだって)
・どらぷりの続編もあるよ!(やっぱりね)
・新作フルプライス鋭意制作中!(発売時期はもうちょい先かも)

さらっと重大なこと言ってる気もしますがそんな感じです。

ということで、今年も皆さんにはたくさんWhirlpoolを応援いただき本当にありがとうございました。
また来年元気でお会いできる日を楽しみにしていますね。

良いお年を!