最近の悩みはカラオケでちょっと高い声出そうとすると声カッスカスになることです。
どうも、ディレクターのシャイとり。です。
ちなみに「声帯」で画像検索したらめちゃくちゃエッチでビビりました（個人の感想）

さて、約2年振りに日誌に登場した理由はもちろん『はじめるセカイの理想論 -goodbye world index-』が発売して1ヵ月が経ったからですね。
プレイしていただいた皆様のお声、テレパシーで毎日1000件届いております。
ありがとーーーーーーーーー！！！！！！！

はじ論は、ディレクターになって初めて企画開始から立ち会ったタイトルでして。
気合半分不安半分といった感じで臨んだ作品です。
ただ皆様にお届けするため、不安とか言ってらんねぇ！　と全力疾走し続けたので実質気合が10割だったかもしれません。
次回は12割気合にできるといいなと思いました、まる。

それはさておき、せっかくなので開発の振り返りなんかしようかなと。

はじ論は企画当初から「キャラゲーに見せつつも中身は重厚なシナリオゲームにしたいよね」と社内で話していまして、それを根っこに開発を進めていたわけなんですけども。
このキャラゲーとシナリオのバランスというのが、個人的には沼……そう沼でした。
「キャラゲーって何？」「キャラにフューチャーした展開ならキャラゲーなのか？」「その逆ならシナリオゲーなの？」「そもそもシナリオゲーの定義って何？」と心の中の教授たちが素人質問を浴びせてくるわけですよ。
タスケテ……モウワカンナイ……わァ……ぁ……。
そんな感じで泣きながら、あーでもないこーでもないと試行錯誤したのもいい思い出です。

特に今回「ヒロイン全員トゥルールート」という方針もあり、個人的にはヒロイン達への没入感をとにかく大事にしているつもりでした。
シナリオを読み返しては「君たちはどういう人間なんだい？」とヒロイン達に問いかけたり、上がってくる原画を見てはハスハスと息を荒げて興奮したりと忙しない日々。
まず自分が没入できないことにはプレイしていただいた方が没入することはできないだろう！
そんな想いを胸にヒロインや主人公、登場するキャラ全員を好きになることから始めていき、最終的には、この世界に生きるみんな幸せになって……と親心にも似た何かが芽生えておりました。
じゃあみんな幸せになったのか？
それはプレイしてからのお楽しみということで。

開発の最後の方は、ここまでキャラや没入できたんだし、きっと面白いものができただろうと信じつつも不安はぬぐえない。
ただ、発売後にSNSで「面白かった！」という感想を目にしたとき、信じたことは間違いじゃなかったんだと救われた気分でした。
企画から最後まで走り抜けてきて本当に良かったと実感しております。

ちょっとしみじみとしてしまいましたが、そんな感じ！
今後はまた何かあればホームページで告知などが上がってくるかと思いますので、気長に待っていただければと思います。
直近では3月31日（日）に秋葉原超同人祭+に参加させていただきますので、皆さんぜひ遊びにきてください！

そんなわけでシャイとり。でした、チャオ！