5つの世界がなんの前触れもなく結合した日のこと。
地球上のあらゆる場所に突然『異世界』が現れ、世界は混乱に陥った。
その日を皮切りに、各地で天変地異や民族対立が起こり、世界は滅亡の一途を辿る。
しかし、人々はそこまで愚者ではなかった。
長い時間をかけ、各々の世界は手を取り合い平穏を取り戻すことに成功した。
現在は特区と呼ばれる地域に各種族が集まり、世界平和に貢献している。
魔族と呼ばれ、異形の姿と特殊な能力を持っている。
変革の日の際には、一番に世界を掌握しようと動いていた。
そのため世界征服を夢見たり、力を誇示する者を『魔族病』と揶揄されることになった。
生命は存在しない、機械達の世界。
特殊なネットワークがあるらしいが、個体数は少なく多くは謎に包まれている。
現在は砂漠地帯を勢力圏にしており、他勢力との交流はほとんどない。
空に浮かんだ巨大大陸の世界。天上人と総称される、長命種が暮らしている。
多くの者が背中に翼を生やしているのが特徴。
争いを嫌い、直接攻撃ではなく、精神干渉する魔法が得意な者が多い。
獣たちの楽園、密林の世界。獣人と呼ばれる人々が住んでいた。
多くの者は人間の姿とあまり変わらず、一部の部位が獣の特徴を顕現している。
誇りが高く、特に種族への侮辱は無視できないため、売られたケンカは全て買ってしまう。
元々は地球と呼ばれていた世界。
5つの世界が混じり合った結果、地殻変動、天変地異が発生した。
多くの人が住む場所を失ったが各世界の協力により変革の日以前より発展した世界になった。
『変革の日』以降に作られた人工島。
各界の出身者が暮らすこの都市は、
ヴァレロン国際学園を中心とした学園都市。
島には学園の生徒と関係者だけで万単位住んでいる。
一学年約1000人で、子供から大人までの一貫教育を行っている巨大教育機関。
特に能力制御の教育に力を入れて、暴走が起きないよう指導している。