杜ノ宮学園に通う三年生。ちっこいしあれこれ幼いけれど最上級生である。
見た目を裏切らず中身も子供で、拗ねたり甘えたり忙しい。
特に寂しがり屋で仲間外れが嫌いなところは注意が必要。
かつて欧州を中心に勢力を築き、
しかし今は衰勢に向かう『ヴァリニャーノ神言教』の教主。
若い身でありながらそれを可能にしたのは、
彼女に与えられたおそらくは世界最高の『ギフト』……『神言』。
『この力は「神に呼びかけることで神の力を借り受ける」というもの。
あらゆることを可能とする権限を与えられた、いわば奇跡の代行者である。
……その都度、神に交換条件として示される『何か』を
代償として捧げることを引き換えとして。
彼女はなぜこのサナトリウムにいるのか?
『ヴァリニャーノ神言教』復活を叫ぶ彼女の秘めた過去を主人公はまだ知らない。