スタッフ日誌

2019.10.24 UpDate

めっちゃ放置プレイ<ス★シ>

最後に日誌を書いたのは……piecesの発売前……半年以上前(白目) ディレクターのス★シでございます、大変ご無沙汰しております。 日誌の放置っぷりがヤバいなーと思ってこれ書いてます、いや本当にすみま…

初情スプリンクル公式SS最終話<近江谷宥>

2019.06.07 UpDate

初情スプリンクル公式SS最終話<近江谷宥>

7月15日-花房家リビング-other side 「たっだいま~♪ つってね。はーひさしぶりの我が家は空気からしてうんまいわい。  つか、答え合わせが遅いよ~? 気付くでしょ普通すぐ。  このままじゃ…

初情スプリンクル公式SS第4話後編<近江谷宥>

2019.06.04 UpDate

初情スプリンクル公式SS第4話後編<近江谷宥>

7月14日-神島家-  私は知っている。  今よりももっと遥かに、人が人に対して冷酷でいられた頃の記録が当家に残っているから。  つまりは、『餓鬼玉(ムサボール)』を解除できなかった、あるいはされなか…

初情スプリンクル公式SS第4話前編<近江谷宥>

2019.05.31 UpDate

初情スプリンクル公式SS第4話前編<近江谷宥>

7月3日-路地裏-  雨あられと降り注ぐ魔力球。  無慈悲な空襲に逃げ惑う哀れな少女のような心地で逃げ惑いながら、私は自分に問いかけていた。  何故、こうなったのか……と。  慢心と油断に他ならない。…

初情スプリンクル公式SS第3話後編<近江谷宥>

2019.05.29 UpDate

初情スプリンクル公式SS第3話後編<近江谷宥>

-公園-  みしり、と枝葉がきしむような音が頭上から降ってくる。  カラスでもとまったのか。あるいは強い風でも吹いたのか?  見上げて、確かめることなど混乱の渦に飲み込まれようとしている『彼』にはでき…

初情スプリンクル公式SS第3話前編<近江谷宥>

2019.05.24 UpDate

初情スプリンクル公式SS第3話前編<近江谷宥>

7月3日-立山駅前-  都心から電車でおよそ30分。  この立山市は二十三区外ながらも乗り入れている路線も多く、都心へのアクセスのよさも手伝ってか堂々たる発展を遂げている。  具体的には、地方生まれ地…

初情スプリンクル公式SS第2話<近江谷宥>

2019.05.21 UpDate

初情スプリンクル公式SS第2話<近江谷宥>

7月3日-聖礼学園ラーメン同好会- 「私ですわ!」  転校初日の通例行事とはいえ、再三、自己紹介を強いられてきたことでそろそろ飽きが見え隠れしていた。 「――はい注目、ということで杭杉田さん。冥堂のお…

初情スプリンクル公式SS第1話後編<近江谷宥>

2019.05.17 UpDate

初情スプリンクル公式SS第1話後編<近江谷宥>

 常に究極の餓えと乾きに苦しみながら地獄の底を徘徊し、たとえ食物や飲み物を得ても、手にした途端に燃え尽きてしまう――  仏道における餓鬼の責め苦が、まさに今、宗太を絡め取っていた。  魂を炙られるよう…

初情スプリンクル公式SS第1話前編<近江谷宥>

2019.05.14 UpDate

初情スプリンクル公式SS第1話前編<近江谷宥>

7月2日-神島家リビング-  炎威凌ぎ難き――などという気持ち物騒な時候の挨拶がしっくりくる、7月始め。  並外れたスケベさを除けば凡庸な一般人である神島宗太が数奇な運命のいたずらで魔族としての覚醒を…

初情スプリンクル公式SS第0話<近江谷宥>

2019.05.10 UpDate

初情スプリンクル公式SS第0話<近江谷宥>

 それは、忘れ得ぬ昔日の記憶―― 「それが?」  傲慢に凝り固まっていた私の心に、初めて風が吹き込んだ日。 「なんで、ぽかんとしてるのよ。あなたが杭杉田のお嬢様だって自己紹介してきたから、ふーん的に返…